開運」白犬の置物について

  「開運」とはその結果として、富や権力や名誉を得るもので、古来より、「竜神」が富や権力をもたらし、 その「竜神」は、地上において、「白犬」に姿を変えると言われています。
そのため、中国では白色の 「ペキニーズ」や「下司犬(シャーシィ)」が持てはやされ、特に白色の「ペキニーズ」は、神聖な犬として 古くは始皇帝の時から「皇室だけの特別な犬」とされていましたが、 清王朝末の混乱期に、イギリスへ持ち出され、イギリス王室へ献上されたことから、その後「ペキニーズ」として世界に広まりました。

 日本でも古来より「白犬」は霊験新たな生き物とされ、 「花さかじいさん」の話では「富」をもたらし、 また、日本武尊、藤原道長、日蓮上人を助けた等、日本書紀を初めとする数多くの書物に「白犬」の 話が記述されています。最近の話としては、本ご利益を期待してか、ソフトバンクのテレビ広告では「白犬お父さん」が使われています。

 本白犬置物は、その耳が折れていることから皇帝の犬「ペキニーズ」を模したものと思われ、その体には、中国では「栄華富貴」の象徴とされる「牡丹の花」が色彩豊かに濃淡を使って絵画 のように描かれており(粉彩)、 裏底には、だめ押しで「栄華富貴」の赤字があり、「白犬」、「牡丹の花」、「栄華富貴」赤字とまさにトリプル 「開運」の置物です。

皆様にも「開運」が訪れますように!


Lucky dog


return