車庫の天井が低い場合の特別オプション

 スクータ用屋根Customy(R) は、その屋根機構において、(1)屋根と前部支柱の連結部、(2)屋根と後部支柱の連結部、(3)後部支柱と荷台間の連結部の合計3個箇所に回転可能軸受けを持つので、後部支柱の長さ調整をすることで、屋根強度を下げることなく、運転者の身長に合わせて屋根の高さ調整をすることができます(下図参照、以上は弊社特許)。この場合、通常、一度調整するとその後は調整することが無いので、調整後は工具を使いしっかりねじ止めすることが出来ます。

 それに対し、車庫の天井が低い場合(標準後部支柱でヤマハGEARの場合、172cm以下で156cm以上(特注で156cm以下も可能))のように、スクータの出し入れ毎に屋根の高さ調整をする必要が有る場合、その作業性から調整後の固定は工具なしでのねじ止めになります。そのため、ねじ固定がしっかりしていないと、運転中に振動等で屋根が落下する危険が有り、また、頻繁に屋根を上下することから、3箇所の回転可能軸受けもそれに耐える軸受けが必要になります。

 以上を考慮し、落下防止のための安全装置として、ねじ固定とは別にストッパーを後部支柱の上下パイプの間に設けています。例えば、上部パイプには穴がありその穴にストッパーの先端ストッパピンが嵌ることで、その位置で屋根と連結した上部パイプの位置を固定することが出来ます。また、回転軸受けとしては、ねじロック付の滑り軸受けや摺動材を介した連結器を使用しています。 

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